鼻ツン闘病記10:パニックボタン発動!

ライトニングハワイ、ハワイ暮らしと大人のてんかん闘病記

■竹輪の穴に詰まったキュウリの気分

さてEEG(脳波検査)も無事に終わり、MRIを撮りにラボへ。ここは以前CTスキャンを撮った場所なので、すでに「勝手知ったる…」という感じです。

どうやら現在上階が拡張工事中らしく、ガンガンと大きな音が響いています。

「うるさくてごめんね〜」と恐縮する技師さん。いやあ、技師さんのせいじゃないですよ、恐縮しないでください。

再び問診票に細かく書き込み、使い捨ての紙の上っ張りに着替えてスタンバイ。ベルトやアクセサリーなどの金属類はすべて取らなければなりません。最近ははほぼ大丈夫と言われていますが、タトゥーをしているとMRIで火傷のようになる可能性もあると言われていますよね。とりあえず、タトゥーが無くて良かった、と。

さて、MRIの部屋へ。大きなチューブ状の機械が真ん中にあり、寝台に寝てその中に入ります。以前、胆のうを摘出したときは、足から機械に入りましたが、今回は頭から先に入ります。寝台に横たわって、ゆっくりと狭いチューブに入って行きます。頭の部分の前には鏡があり、外の技師さんの姿が見えるようになっています。まるでお弁当の友、竹輪に詰められたキュウリになった気分です。

手に小さなフットボール状の物を握らせてもらいました。いわゆるパニックボタンで、これを握りしめると機械が止まり、外の技師さんと話ができるという仕掛けです。

MRIは非常に大きな音がするので、中で音楽を流してくれます。どのようなジャンルが好きか聞かれたので、「リラックス出来るものを」と、お願いしたら、いい感じのハワイアン・レゲエが流れてきました。愉快、愉快。

「それじゃ始めますよ」の声とともに、撮影開始…と、そこで私はとてつもない事実に気付いてしまったのです。

「結婚指輪を外していない!」

どうしよう、指輪ぐらいいいんじゃない? でも、指が火傷になったら嫌だな〜…と自分の中で1分程葛藤したのですが、恥を忍んでパニックボタンを発動することにしました。ボールを握ると、機械が止まり、バタバタバタと技師さん達が走ってきました。

「す、すみません。大変申し訳ないのですが、指輪を取るのを忘れました!」と、恐る恐る申告。

「あ、それぐらいだったら大丈夫ですよ。撮るのは頭ですからね」とニッコリと微笑む技師さん。まさにパニックを起こしてしまったようで、自らの愚かさを猛省しました。技師さん曰く、よくあることだそうですが、いや〜申し訳ない。

さて、再び撮影再開。が、音楽が戻ってこないのです。今度は技師さんが音楽ボタンを入れるのを忘れた様子。しかし、再び頼むのも忍びなく、大音響に耐え忍びました。

5分程経ったでしょうか…と、突然「オーマイガー」という声とともに、音楽再開。「ご免ね〜、ボタン入れるの忘れてたよ」と技師さん。お互いに粗忽っぷりを笑い合いました。どちらにしろ、工事の音がとっても大きかったので、MRIの音は全然気にならなかったんですけどね。

というわけで、またまた楽しい気分で検査を終了したのでした。この時自分の中では、やたらポジティブな気分で、全く大丈夫な気になっていました。実は、大丈夫ではなかったんですけどね…。

鼻ツン闘病記11へ続く)

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