鼻ツン闘病記16:アメリカの医療費ときたら‼︎

ライトニングハワイ、ハワイ暮らしと大人のてんかん闘病記

■わかっちゃいたけど、やっぱり高額…

日本でも上映されたマイケル・ムーア氏の映画『Sicko』などで、アメリカの保険制度の大変さはご存知の方も多いと思います。

アメリカには国民健康保険制度がありません。それぞれの責任で保険会社を選び、個人で加入しなければなりません。会社で働いている場合は、グループ保険という形で、会社が全額負担または一部負担してくれる場合も多いです。ただし、保険料の値上がりやシステムの変更により、保険会社が突然変わることも。

もし、ホームドクターを通じ診療するタイプの保険(HMO)に入っており、新しい保険会社とホームドクターの提携がない場合、保険のプランをどの医者にも行けるタイプ(PPO)に変更したり、もしくはホームドクターを変えたりしなければならず、面倒臭いことになります。

今年6月までは会社員でしたので、保険は会社のグループ保険に入れてもらっていました。夫は自営業なので、私の扶養に入っていました。義母は元公務員なので、ずっと長く同じ保険会社に入っており、こちらは心配ありませんでした。

独立してまず最初に行ったのは、健康保険に加入することでした。アメリカで保険を持たないのは、冗談ではなく本当に命取りです。

いわゆるオバマケアにより、自営業者や既往症があっても保険に入りやすくはなったのはいいものの、オバマケアに連動して作られた、健康保険購入のウェブサイトは、今は改善されたものの当時はなかなかスムーズにいかなかったので、結局ハワイ最大手の保険会社の保険に個人的に入るとにしました。

年齢やカバー率、HMOやPPOによっても大きく掛け金が違ってくるのですが、念のため多少高いものの、上から2番目のカバー率のPPOを購入することにしました。

7〜8年前に、急性胆嚢炎を起こしたことがあります。とりあえず発作は治まったものの、一刻も早い胆嚢の摘出が必要と言われ、焦りに焦りました。なぜならば当時、大学院生だった私は、カバー率の非常に悪い学生保険に入っていたからなのです。

すでに会社に内定して仕事も始めていたのですが、会社を通じてカバー率の良い健康保険に入るには、まだ1年ほど待たないといけないのでした。なので、病院と相談し、胆嚢が悪さをしないように徹底的に油抜きの食生活をしながら、保険に加入できる日まで待ち、1年たってやっと手術しました。

その時届いた請求書は、日本円で数百万円にもなっていたでしょうか。2日しか入院してないのに。しかし保険に入っていたおかげで、自分で払った金額は、ずっとリーズナブルなもので、無事貯金でまかなうことができました。

この時の経験があるので、今回は手術こそしていないものの、様々な種類の検査をしたので、かなりの金額になるだろうとは予想しておりました。なのでわかってはいたんですけどね。最近次々と請求書が届いて、「やっぱり高いな〜」とため息をついています。検査によっては保険を使っても$900とかしますからね。やれやれ。

アメリカの医療技術は最先端で、本当に素晴らしいと思います。私が会ったお医者さんたちは皆、素晴らしい方ばかりで、わからないことがあればとことん質問するのは当たり前だし、こちらが理解できるまで、丁寧に噛んで含めるように説明してくださいます。

セカンドオピニオンを求めるのも、まったく失礼なことではありません。威張った先生、意地悪な先生など会ったことも見たこともありません。看護師さんたちも技師さんたちも素晴らしく、プロフェッショナルで感じの良い方ばかりだと思います。

なのに、なのに…ああ、この医療費の高さ、それの元となる保険システムだけは、どうにかならないものでしょうか? きびし〜っ!

鼻ツン闘病記17へ続く)