鼻ツン闘病記29:恩返し&恩送りプロジェクト

ライトニングハワイ、ハワイ暮らしと大人のてんかん闘病記

病気になって知る皆さんの優しさ

恩返しも恩送りも両方やりたい!

「薬飲んだ?」1日に2回、必ず夫が声をかけてくれます。今までは私が高齢の義母の運転手を引き受けることが多かったのですが、車に乗ることができなくなっても、義母はいつもニコニコと優しいです。

同僚たち、上司、友人たちも皆、「車で迎えに行くよ」と優しい言葉をかけてくれます。病気になる以前と変わらず、仕事を続けさせていただいて、経済的にも安定しています。皆様の優しさが心にしみる今日この頃。

病気になって、あらためて、いかに自分が恵まれているかを知りました。周りがあまりに優しいので、心が荒む暇もありません。

ところで、今回は何故こんなにポエティック(笑)な書き出しをしたかと言いますと、全く関係のないことで読んでいた日本語のウェブサイトに、「てんかんの配偶者と離婚したい」、「子供に遺伝したらどうしてくれるんだ。慰謝料を払え!」的な、悪意に満ちた書き込みを幾つか見つけたからなのです。

凹みますよね〜、こんなの読んだら。確かにてんかんになると性格が変わる場合もあるし、周りの人々の苦しみは察するに余りあります。幸いにして今の所、私は薬で発作も抑えられているし、ヒステリックになったりネガティブにならないように気をつけてはいます。でも、将来はわかりませんよね。

なので、考えました。ネガティブは伝染し易いです。でもそれと同様にポジティブも広がりやすいんです。だから、他に苦しんだり悲しい気持ちを味わっている方々が少しでも救われるよう、「ちょっとしたこと」ができないかな? と。

恩送りってご存知ですか? ”Pay it Forward(邦題はペイフォワード)”という、そのものずばり、恩送りをテーマにした映画があります。

ある少年が、「世界を変えたいと思ったら、何をする?」という宿題に対し、自分が受けた恩や善意を、当事者ではなく別の3人に返して行って、その恩を受けた人がまた別の人に…と繰り返していく、と。

この映画はすごく胸の痛む結末なのですが、それと同時に人々の「善意」への可能性をものすごく感じさせてくれるんです。善意のバトンを渡す。ほんの小さなことが、少年の知らないところで、大きなパワーを生み出していたのですから。

アメリカでは、スタバなどでもこの恩送りが頻繁に行われています。朝一番にコーヒーを買った人が、いくばくかの余分のお金をレジに渡し、それを次の人のコーヒー代に充てて欲しいと頼みます。そして順繰りに次の人の料金を払っていくという。フロリダのとあるスタバでは700人も続く善意の連鎖が起こったことがあるそうですよ。

というわけで、皆の善意をひしひしと感じている私、この善意のバトンをもちろん優しくしてくださっている皆様にも恩返ししつつ、さらに恩送りもしてしまおうと考えたのです。

どんな方法で恩送りをするかはまだ検討中ですが、ポジティブな連鎖がハワイから日本、そして世界へ巻き起こって、悲しみの渦中にある人々が、少しでも幸せになってくれれば、なんて空想中です。

鼻ツン闘病記30へ続く)

  • yasu

    てんかん持ちながら3店舗の飲食店を経営してる中年男です。Akikoさんのブログは毎日楽しみに読ませてもらってます。皆何かしら完璧じゃない部分があるのは人間として生きてる証だし、苦労しながら社会貢献を目指すからこそ感動を提供出来る仕事につながってるはずです。「てんかんの配偶者と別れたい」と言ってる人じゃろくな仕事ができてないはずです。早く分かれてやったほうが良いかも。
    Akikoさんは根がポジティブですが、苦労を経験した上でポジティブに社会貢献できるかが神様に問われてるのかも。しかも皆の憧れのハワイで世界貢献と言えるかも。これからも闘病記を楽しみししてます!

    • lightninghawaii

      yasuさん、遊びに来てくださって、ありがとうございます!3店もお店を経営しておられるのですね!頼もしいです。私も頑張らないと。本当、ネットでたまに見つける心ない書き込みにはビックリさせられますが、これに憤るのではなく、社会貢献を目指すためのパワーにして、頑張りたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします♪ ありがとうございました。