鼻ツン闘病記55:リコリスがてんかん発作の引き金に⁉︎

ライトニングハワイ、ハワイ暮らしと大人のてんかん闘病記

アメリカ人が大好きなリコリス

毎日大量に食べ続けたらどうなる?

皆さんはリコリスをご存知ですか? 真っ黒または赤色をしたグミのような食感のお菓子で、アメリカ人にはかなり人気があります。スーパーには必ず置いてあるし、我が家にもかなりの頻度で常備してあります。

上の写真の真っ黒なねじりん棒がリコリス菓子なんですけど… 最初食べた時はあまりにも馴染みのない味に驚いたものです。なんというのかな、タイヤをモグモグと噛んでいるような気がします。かすかな甘みはあるんですけどね…でも独特の風味が好きになるには、かなりの慣れを必要とします。

そのリコリスを大量に食べた男の子が、てんかんの発作を起こしてしまったという記事を発見しました。3月2日にニューズウィークUS版のサイトにアップされたものです。

▪️関連記事/ Boy Has Seizure After Eating Too Much Licorice (Newsweek)

イタリアのボローニャで、それまでは特にてんかんの兆候がなかった男の子が、続けざまにてんかん発作を起こして病院に運ばれたそうです。

医師の診察で、少年はコルチゾール(副腎皮質ホルモン)の値と血圧がかなり高かったことを除いては正常な状態でした。コルチゾールは、大きなストレスに反応して副腎皮質から分泌されるのだそうです。

医師は少年のストレスレベルがなぜここまで高いのか不思議に思い、MRI検査をすることにしました。その結果…少年の脳は堆積した液体でかなり腫れ上がっていることがわかりました。

また少年の歯は黒く染まっており、少年は過去4ヵ月にわたって、1日約20個ものリコリス・トフィーを食べていたことが判明。

リコリスにはグリシルリジン酸と呼ばれる甘味成分が入っているのですが、この甘味成分、ストレス解消のための副腎皮質ホルモン、コルチゾールを壊し血圧を上げる作用があるのだそうです。

少年のグリシルリジン酸の摂取量は、世界保健機関(WHO)で定められている安全基準値を50%もオーバーしていたとか。だからコルチゾールがどんどん壊されてはさらに分泌され、ものすごい値になっていたわけですね。

少年がリコリスを食べるのを止めてから2週間、やっと脳の腫れも引き、少しずつ健康体に戻ってきているということです。

よっぽどリコリスが好きだったのでしょうが、何にせよ、腹八分目で止めておくのが得策と言えそうですね。

鼻ツン闘病記56へ続く)