旅行記

2015年 春の日本ふむふむ旅ー8(4日目)

 

ライトニングハワイ

新幹線で大阪へ

いや〜、やっぱりふるさとって

第7回より続き)
さて、本日は東京から大阪へ移動です。

最高に居心地良かったプリンスパークタワー東京とも今日でお別れ。とても素敵なホテルでした。いつかまた泊まりたいものです。

大阪へは新幹線で移動です。アメリカ人は、新幹線のような高速鉄道には乗ったことがない人が多いものと思われます。夫は、サンフランシスコなどで電車の経験はあるものの、もちろん超特急(死語?)は初めて。かなりワクワクしています。よし、思い切ってグリーン車を奮発!生まれて初めてですよ。

窓側の席を夫に譲ります。初めてですから、日本の景色を堪能してもらおうではありませんか。東京を離れるにつれ、車窓の景色はのどかに。16年前とさほど変わらぬ風景を見て、ホッとしたり。あれっと思ったり。

夫にとっては何から何まで珍しいらしく、食いいらんばかりに眺めていました。とくに富士山には感動したようで、ビデオをとって悦にいっていましたね。

大阪は私の故郷。近づいてくるにつれ、やっぱり嬉しくなってきます。もちろん今や、私が青春時代を過ごしたあの大阪はどこにも存在しないのはわかっているけれど、でもきっと何か名残があるはず。

大阪を離れて16年のうち、何度かは里帰りはしていたのですが、いつも大急ぎで自宅に立ち寄るだけだったので、この3日間は久々の大阪の街中を堪能しようと決めているのです。夫を案内しつつも、ちょっと懐かしの場所もたどりたいな…なんて。

ホテルは、いつも通勤でその横を通っていた、スイスホテル(オテル?)南海大阪を予約しました。あれ? このホテルってサウスタワーって名前じゃなかったっけ(浦島)。

大阪到着!なんとも言えず懐かしい気分が蘇ってきました。言葉も蘇ってきます。なぜかハワイでは周りに大阪人が少なく、以前のような言葉のテンポを忘れて生活しているので、やや寂しいのです。

うん、なんばシティや高島屋のあたりはそれほど変わりませんね。ロケット広場がなくなったことは聞いていたけれど、全体的に小綺麗になってる!

それにしても、本当に中国の人が多いです。とくに、ホテルの中は9割程が中国のツアーの方々のようでした。びっくり!

勢いありますよね。日本がバブルだった時のよう。すごい購買力ですよね。なんだかタジタジとなりつつもチェックイン。宿泊料も全体的に上がっていますが、これは団体さんが増えているからなのかな? 日本の物価はハワイより安いと思っていたけど、そうでも??

とりあえず着替えて、夜の大阪を散策へ。東京に比べてやはり、人々がとっつきやすく優しいのがわかります。タクシーの運転手さんも、スーツケースをつかってちょこっとしたギャグを見せてくれ、思わず嬉しくなってしまいました。こうでなければ!

夫も張り切って高島屋の地下で夜食用に焼き鳥など購入し、お店の人に優しくしてもらっていますよ。会話も弾んでいる様子。なかなかコミュ力があるようです。「ハワイから来ました」なんて言ってます。「おまけ」もしてもらったらしい。

さて、今日の締めくくりは道頓堀のネオンへ! あら、橋が綺麗になっている。でもいくつかのネオンはそのままですよ。嬉しいなあ。ああ、青春時代の思い出が走馬灯のように。阪神優勝の時はすごかったな〜。夫もこの雰囲気、気に入ったようで、パノラマ写真などを撮り悦に入っていました。

残念ながらお気に入りのお店はほとんどなくなっていたけれど、でも老舗のいくつかは、まだまだ健在の様子。遅くてほとんど閉まっていたけれど、シャッターを見るだけでも嬉しかったですね。

福岡で生まれ、その後四半世紀を過ごした大阪はやはり私の故郷です。少し綺麗になってしまったけど、やっぱりなんとも言えない空気感は当時のまま。心斎橋の某画材店で働いていた頃は、南海なんばの駅まで毎日歩き、いたるところで何か楽しいことを見つけては、抱えきれないほどの夢をもてあましていたっけ(泣)。

懐かしい友人たちに会いたいけど、今回はほとんど時間がなくて残念でした。またいつか皆と会えたらいいな。

さて、感傷にひたるだけひたったら、明日の予定を立てなければ。明日の午後は実家を訪ねます。

(2015年 春の日本ふむふむ旅ー8に続く)

2015年 春の日本ふむふむ旅ー7(3日目)

ライトニングハワイ

100円ショップで爆買い

メイド衣装に驚愕

第6回より続き)
昨日のツアーを大いに堪能、随所で日本語を使って優しくしてもらえたものだから、夫は大喜びです。

作夜は、夫が一人でホテルの売店に行って、日本語のみで会話し、お菓子などをたくさん仕入れてきました。
本人曰く、高校時代に学んだ日本語が急に蓋を開けたかのように口から溢れ出てきたということですが…

とりあえず、日本語熱が高まっているようなので、朝から簡単な会話のレッスン。お店で実践してもらおうではありませんか。

今日はお台場に行ってみようと思うのです。日本ならではの欲しいものもあるし、ガンダムも見てみたいし。

というわけで、電車でお出かけ。電車は結構混んでいます。日本にいる時は満員電車の中を毎日通勤したものですが、ハワイでは車通勤なので、懐かしい気分に。駅では目的地を定めて素早く動くよう夫に指示。顔を引き締めて挑みました。

無事にお台場へ。うん、楽しい感じの街ですね。まずはゆっくりと散歩をし、その後ダイバーシティーというところに入ってみました。なかは中国の人々ばかりでビックリ!みなさん、驚くほどお買い物をされています。これが「爆買い」というやつか!

フードコートでジュースをのみましたが、ジュース屋さんの店員さんも皆、中国からの人々でした。中国語OKのお店も多いようですね。

ハワイでも中国の富裕な人々は増えてきていますが、まだまだ少ないです。私の同僚の中国出身の女の子たちも、皆のんびりとした感じなので、彼らのアグレッシブな動きにびっくりしたりして。

せっかくだから、モールの隅から隅まで見て歩きましょう。

と思う間に、夫がメイド衣装の女の子たちに囲まれているのを発見! 真剣にびっくりしています。フレンチメイドさんたちに囲まれるなんて、一生ではじめてのことでしょうからね。どうやら、上階にメイドカフェがある模様。行ってみたい気もしますが、げんなりしそうな気もして、結局はいりませんでした。

代わりにホノルルコーヒーへ。ハワイから来てなぜホノルルコーヒーカンパニーに? しかもコップが小さい〜。

最初は元気いっぱいな私たちでしたが、次第に「可愛いもの」と電子音、爆買いの熱気に当てられ、げんなりしてきました。なので、素早く動きつつ、そろそろ出ようかと思っていたところ…! 夫の目がまん丸になっています。ダイソーに足を踏み込んだのでした。ここのほとんどが100円($1弱)と知り、驚いた様子。バスケットいっぱいにあれこれ買っています。

見事なまでの元気復活ぶり!

職業柄手品道具やおもちゃなどをたくさん。さらに、友人や家族へのお土産もたくさん。どうかな〜、そんなに丈夫そうじゃないけどな〜。
でも、まあ、気持ちということで。さらに、クッションや座布団までも。どうやって持ち運べと言うのでしょうか?

大きな袋2つにたっぷりとお買い物。それでも3000円ほどだったそうで、大喜びでした。

その後、お台場の居酒屋風レストランで晩御飯。ここでも一つ覚えの「美味しかったです」を使ったのですが、このお店の人々は爆買い外国人に疲れ切っているようで、「ハイハイ」と邪険。気持ちはわかるよな〜と、思ったのでした。これだけ外国人来訪者がアグレッシブだとしかたないですね。

明日はいよいよ大阪に移動です。

(2015年 春の日本ふむふむ旅ー8に続く)

2015年 春の日本ふむふむ旅ー6(2日目2)

ライトニングハワイ、ハワイ暮らしと大人のてんかん闘病記

はとバスツアーで浅草&スカイツリーへ

ガイドさんの奮闘に感激!

第5回より続き)
さて、今日のメインイベント、はとバスツアー「浅草&東京スカイツリー(英語ガイド付き)」に出かけます!

実は私、小学校の時の遠足を除いては一度もガイド付きバスツアーというのに参加したことがなく、かなりワクワクしていたのです。夫も同様、東京の街を車窓から眺めて、いろんな文化が見られるとかなりの期待っぷり。

出発は浜松町の駅ビルです。ホテルからは歩いて15分くらいかな? 帰りは東京駅で解散です。

ネットで予約してあったので話は簡単。カウンターで名前を言うと、すぐチケットを発行してもらえました。間もなくバスへ。新しくてとっても綺麗。前から2番目に陣取りました。一番前はガイドさん。その隣には、おとなしいアメリカ人の60代と30代の男性の親子連れ。

他には、オランダ人の家族とオーストラリア人の若者グループ、香港人のグループにフィリピンのおしゃれな女性3人連れ、といった布陣です。私は日本人なのですが、やはり英語ツアーに日本語が分かる人が参加するのも変かな? とか、ガイドさんもやりにくいかな? とか色々気を使ったのですが、これは杞憂でした。16年も外国にいると、日本風味もすっかり抜けていて、誰からも日本人だと信じてもらえなかったので、「まあいいや」と外国人枠に入れてもらうことにしました。

ガイドさんの男性は、本当にすごくサービスが良く、話が面白く、私と夫は心から堪能しました。英語は日本風発音なのですが、語彙の選びかたもすごく正確で、知識も豊富で、車窓からの景色をあれこれ説明してくれるのですが、私も夫もすっかり物知りになりました。彼は歴史好きのようで、歴史イベントについても、たくさんの手作り資料を持ち込んで説明してくれました。

また、ちょっぴりシニカルなセンスの持ち主のようで、秋葉原では、「ここはフリークスが多い」とか、お相撲さんについては、「成功したら最高の人生だけど、そうでなければただの大きい人」だとか、時々毒のある一言を混ぜており、夫は一人大笑い。ハワイでは楽しい時は大笑いするんですが、日本ではちょっと恥ずかしいですよね。私は小笑いぐらいにしておきました。

なのに、ああ、それなのに、車内の静けさときたら。ふと見ると、皆ぐっすりと寝ていたり、後ろの若者グループたちは自分たちの話で盛り上がっています。

こんなにガイドさんが頑張っているのに、横柄なのではないかしら。時差ぼけで眠たいのかもしれません。盛り上がりたい話があったのかもしれません。でもそれでは、ガイド付きツアーの意味がないのでは? と、変に義憤にかられ、私と夫は拍手をしたり、質問を繰り出したり。でも熱心すぎて、ガイドさんに気を使わせてもいけないしと、塩梅をみながら楽しみました。

寝ていた人々や私語に花を咲かせていた人々は、せっかく楽しい知識がてんこ盛りだったのに、勿体無い限りです。まあ、それでもお金は払っているので、会社としてはいいのかもしれませんが、私がガイドさんだったら、一生懸命用意した資料を見て欲しいよな〜、なんて。

などと思っているうちに浅草へ。独特の雰囲気が楽しかったですね。線香の煙を側頭葉にしっかりあてて、病気完治を祈りました。その後我が癲癇が完治したのは、この時の煙のおかげでもあると信じています。夫は覚えたての日本語を駆使して、義母や義妹たちに、足袋ソックスを購入。あれこれお店を見て回っていたら、あっという間に集合時間に。日本は時間厳守です。私と夫は大走りして5秒前に滑り込みました。ハワイだとこうはいきませんよね。

その後、スカイツリーへ到着。一度は登ってみたかったのですが、登ってみると混んでいて、「うーん」という感じ。でも、どこまでも広がる日本の都会の風景は、素晴らしかったですね。次回はもっと人が少ない時に、せかされずゆっくりと過ごしてみたいものです。

帰りのバスの中でアンケートハガキを渡してもらいました。ガイドさんの素晴らしい知識と頑張りに心から感激した夫は、小さな字でみっちりと、彼がいかに素晴らしかったかを書き込みました。これが会社の人の目に届くことを祈りながら、あとでホテルから投函しましたよ。だって、皆んなが寝ているのに、あんなにサービス精神豊かな、知識豊かなガイドをしてくれたんですから。

日本は働く人々のサービスがとてもいいけれど、それが報われていないような一方通行の場面をたくさんみかけました。日本に住んでいた時は特に感じなかったし、私もお店で働いていたけれど。サービスは報われるためにするものではないとは思いますが、本当にがんばっているプロフェッショナルな人々が、もっと「良い目」にあってもいいんじゃないかなと思うのでした。

(2015年 春の日本ふむふむ旅ー7に続く)

2015年 春の日本ふむふむ旅ー5(2日目1)

ライトニングハワイ

夢のような朝食にうっとり

「美味しかったです」を連発する夫

第4回より続き)
昨夜は美味しい焼き鳥を食べて大満足。深く眠った翌日は早く起きて、まずはホテルの周りを散歩。ホテルの周りはちょうどジョギングや犬の散歩のコースになっているようで、朝早くからたくさんの人々が活動しておられました。健康的だな〜。ツツジの花が綺麗ですよ。

すっかり空腹になったところで、朝食ビュッフェへ。以前、出張で来た時に、素晴らしい朝食に感激した覚えがあったので、夫を伴ってでかけてみたところ、以前よりさらに豪華になっているようでした。

搾りたてのジュースに卵料理、ハムにソーセージ、ベーコン、ありとあらゆるパン。野菜料理、シリアルにヨーグルト、フルーツ…最上階のレストランは窓を大きくとってあり、日が燦々と差し込む中、東京のパノラマを眺めながら、ゆったりとした時間が楽しめました。

ライトニングハワイ

ここにも外国人の姿多し。朝からきちんとスーツを着込んでいる方々は、出張中なのでしょうか? なんだか普段ハワイでは見ない、「きちんと系」の人々ばかり。また、後日書きますけど、大阪は本当に中国からの方が多かったのですが、東京は中国の方ももちろん多いけど、英語圏以外のヨーロッパ系の人々を多くみました。

さて、話を戻して、と。その場で焼いてもらえるオムレツは、ハワイでよく見かけるものよりずっと小ぶりながら、シルクのようになめらかでした。生クリームかなんか入っているのかな? そして日本の卵の黄身はオレンジ色なのですよね。アメリカのはレモン色ですよ。餌が違うだけで、味は同じだそうですが、オレンジだと、気分的に「これはまったりと濃厚なのでは?」と期待してしまいますよね。

夫は昨日焼き鳥屋さんで「美味しかったです」と伝えたところ、喜んでもらえたのがとても嬉しかったらしく、旅行中に訪ねたすべてのレストランで繰り返していました。日本人は他人にあまり話しかけないものですが、夫は外国人だし、ハワイのローカル特有の人なつっこさで大目に見てもらえているような。

オムレツを焼いてくれた若い女性のシェフにも、わざわざ「美味しかったです」と言いに行き、「ありがとうございます」と言われて悦に入っていました。とりあえず愛想が良いのは、悪いことではありませんよね。ちょっと引かれたかもしれませんが。

普段はゆっくりと朝ごはんを食べることはあまりないのですが、あまりにも心地が良かったので、毎朝早起きをして朝食タイムを楽しみました。

朝食が終わって部屋に戻り、いよいよ今日のメインイベントに出かけます。

それは「外国人のためのはとバスツアー(英語ガイド付き)」です。夫は日本が初めてなので、とりあえず効率よく回ろうと思い、申し込んでみたのです。場所は浅草と東京スカイツリー。このツアー、すごく面白かったのですが、長くなりそうなので、次回にじっくりとご紹介させていただきます。

(2015年 春の日本ふむふむ旅ー6に続く)

2015年 春の日本ふむふむ旅ー4(1日目2)

ライトニングハワイ

とり芝:最高の味とサービスに感激

でも、外国人の横暴許すまじ!

第3回より続き)
さて、ザ・プリンスパークタワー東京に無事チェックイン。お部屋で荷解きも済ませ、お風呂とシャワーも堪能し、いよいよ晩御飯です。初日で遅いので、同ホテル地下にある焼き鳥のお店「とり芝」へ。

清潔な白木のカウンターにぐるっと囲まれた中に調理場があり、焼き鳥が炭火で焼かれているのが見えます。焼き鳥担当の2人の調理人さんは、いかにもその道一筋といった、凛とした佇まい。着物の素敵な女性に案内され席へ。

場所柄でしょうかね〜。カウンターの周りは半数以上が外国の人々でした。日本に住んでいて少し片言がしゃべれる風の人も多いようです。隣はドイツ語で歓談中の女性3人組。左は韓国語の女の子2人組と中年男性。女の子たちはアイドルのように可愛く華があるので、芸能関係者でしょうか?

宿泊客用の焼き鳥のコースを頼みます。まずは突き出しと、ちょっとした小鉢の盛り合わせが登場。美味しいっ! 彩りもとても綺麗です。夫はこれだけで終わりかと思ったらしく、「あれ、ちょっと少ないんじゃない?」と心でつぶやいていたそうですが…

夫の杞憂はよそに、つくねや塩焼き、軟骨などが次々と運ばれてきます。さすが炭火焼! どれも外側はパリッとしていながらとてもジューシー。新しいお皿が運ばれてくるたびに、丁寧に説明があるし、おしぼりやお茶は頻繁に交換してくれるし、なんというサービスの良さ。

と、夫婦でしばし感動していたところ、なんだか不穏な空気が彼方から漂ってくるではないですか。どうやら酔っ払った外国人が、片言の日本語でなにか文句を言っているようですよ。さりげなく見てみると、あ、今日チェックインのときみた、オーストラリア英語のグループの人みたい。焼き鳥が熱いと文句をいっているみたいですね。だって、炭火焼だし、ちゃんとお姉さんも「熱いので気をつけてお召し上がりください」って言っているのにね。

マネージャー風の男性が英語で丁寧に説明しています。で、彼は落ち着いたのかな。「ホッ」としつつ、今度は鶏茶漬けなど楽しんでいたら、さっきの方角から「ガターン」と大音響が! なんと、先ほど文句を言っていた男性が、椅子を後ろにそらしすぎたのか、コケていました。足が2本宙に!

アワワワ…ひとごとながら、慌ててしまったのですが、さすが日本のサービス。マネージャーさんと着物の女性が駆けつけ、男性を助けています。でも、きっと気まずかったのかな? 外国人男性は怒る一方! どうやら椅子が壊れていると文句を言っている様子です。マネージャーさんは本当に平謝りといった感じで、まったく落ち度がないのに謝っています。悪いのは、外国人男性なのに。

私たちは見るのも悪いので鶏茶漬けに集中し、「わさび風味が鶏と合うね〜」などと話しながらも耳は密かにダンボ。男性の怒り声は大きくなる一方で、そのうち誰かが連絡したのか、ホテルの上層部の方と通訳の女性も登場。皆で謝っています。外国人の男性も引っ込みがつかなくなったんでしょうね。

私たちは、コースも終わったことだし、お勘定を済ませて帰ることにしました。帰り際に夫が日本語で「美味しかったです」と板前さんとマネージャーさんに言うと、「ありがとうございます。ぜひまたお越しください」と感じよく言ってくださいました。

その後ろで、件の男性は「訴えてやる!」と、息巻いていました。なんなんでしょうか? 日本にいるとサービスが良いのが当たり前なので、それに慣れて極度に横柄になってしまう外国人もいるのでしょうか? それにしてもあの横暴許すまじ! 訴えても絶対勝てまい。

ハワイではお店の人もよっぽどのことがないと謝らないし、そこまでお客が横暴になることもまずないと思います。あまりにも態度が悪いと、丁重に外につまみ出されることでしょう。日本の素晴らしいサービスは、世界に誇るべきものだけど、「最前線で働く人々にものすごくストレスが溜まっていなければ良いんだけれど」と、思うのでした。

私が日本で働いていた時も、クレーマー的な方によく遭遇しましたし、「悪くなくてもまず謝れ」と徹底的に教え込まれました。サービスは素晴らしいし、さらにチップ制度もない。外国人からしたら夢のような環境。王様気分になってしまう人もいるのでしょうね。

逆にハワイのカジュアルなサービス、さらにチップが取られるなんて許せん! と、息巻く日本人旅行者も非常に多いです。どちらもただ文化の違いというだけなんですけどね。だからよその国では、自分がまったく違う文化圏から来ていることを踏まえ、必要以上に横柄になるのは避けたいものですよね。自分が逆の立場だったらどうするかと考えて。

(2015年 春の日本ふむふむ旅ー5に続く)