ハワイの恒例古本市で出会ったもの

 

ライトニングハワイ、ハワイ暮らしと大人のてんかん闘病記昭和45年出版の「おそうざい十二カ月」

その見開きにあったものは??

ハワイの恒例行事として、老若男女にかなり人気の高いものが、毎年この季節にマッキンレー高校で行われているブックセール(古本市)ではないでしょうか?

ハワイ州公立図書館の運営資金集めのために行われる大々的な古本市、昨年友人のブログに触発され、慌てて出かけたものの、あまりの充実ぶりに舞い上がって思ったほど買えなかったため、今年はあらかじめ準備をし、大きめのエコバッグ持参で乗り込みました。

夫も昨年から指折り数えて楽しみにしていたらしく、誘ったら一も二もなくついてきました。会場に入るとさっと左右に分かれ、それぞれ物色。私はまず日本語コーナーへ。最近はアマゾンなども充実していますけど、やっぱりずっしり重い本に囲まれるのが好きなのです。

夫はジョーク本コーナーへ。仕事柄、マジックや腹話術で使うネタ探しです。

日本語の本のコーナーはかなり充実していて、割と新しい文庫本などもあります。そのほとんどが60セントから1ドル程度なのだから嬉しくなりますよね。
頭に血が上り、とりあえず気になったものは、全部買っておくことにしました。ハワイ住まいだと、欲しい日本の本が欲しい時に手に入ることは稀なので。

そうやって楽しく物色していると、私の視界の隅をちらっと捉えたものが。なんだかものすごく見覚えのある大型本です。

ライトニングハワイ、ハワイ暮らしと大人のてんかん闘病記

こちらの写真の一番下…そうです、暮しの手帖社の「おそうざい十二カ月」ではないですか!

我が家は祖母も母も大の暮しの手帖ファンだったのです。家には小型だった時代からの暮しの手帖のバックナンバーがずらりとあり、私も幼少の頃からそのほとんどを読み込んでいたんですよね。

昔の暮らしの手帖の色付きのページには、かならずこの「おそうざい十二カ月」の広告が載っており、昔にしてはモダンなその装丁はずっと心に残っていたのでした。

その「おそうざい十二カ月」にハワイで会えるなんて。思わず目をこすり、二度見して、ガバッと掴み手に取りました。

暮らしの手帖の昔のエッセイや料理本って、どれも本当に素敵なんですよね。「すてきなあなたに」や「素晴らしき日曜日」、そして「家庭学校」とかね。夢中で読み込んだものです。花森安治氏のことも尊敬してましたね。あの時代にスカートを履いておられた男性なんですから。

と、思い出話はその辺にしまして、とりあえず日本の本、英語の本、写真集、料理本などまとめて13冊ほどかったわけですよ。〆て8ドル也!安い〜。

まだまだ物色を続ける夫を売り場に残して、私は車へ。もちろん買ったばかりの本を読むためです。

まずはなにはなくとも、おそうざい十二カ月だな! と、本を開けてビックリ!
そこには日系人の男性の名前と、彼の住所が大きく書かれていたのです。それもハワイではなく、ワシントン州シアトルです。

なんだか、不思議な縁を感じましたね。だって、この本1970年(昭和45年)に出版された本なんですから。45年も前に、この本をシアトルで買った男性がいて、たぶんそれ以降に何人か持ち主が変わって、ハワイの私のもとにたどり着いたんですものね。

ちょっぴりロマンを感じて、45年の本の旅路に想いを馳せたりしたのでした。その日系人男性の名前をググってみたいけど、なんだかそれはしないほうが良いみたい。空想するだけで十分ですよね。