ハワイの話題:秘法「柴燈護摩」を見学して

ライトニングハワイ、ハワイ暮らしと大人のてんかん闘病記

修験道の世界を堪能!

火渡りの儀式は大迫力

知り合いに連れられ、ハワイ真言宗開教100周年を記念する「柴燈護摩(さいとうごま)」を見学してきました。

火祭りとも言われる柴燈護摩は、真言密教の仏教行事で、修験者の方たちが自らの中に不動明王を招き一心に真言を唱えながら諸願成就を祈る秘法なのだとか。

会場はアラモアナ近く、シェリダン通りにある真言宗ハワイです。お寺の中に結界のようなものが張られていて、その中には槙の葉(かな?)のようなものをうず高く積んだ焚き火と、太鼓、椅子、畳、不動明王の掛け軸と祭壇が用意されています。

祭壇の前には様々な仏具に加えて、日本刀や弓矢も。今日は京都から6人の修験者が来られ、護摩を焚きながら素晴らしい行事が行われるそうなんです。会場にはお寺のメンバーの方に加えて、カメラを構えた人々も多数。私もお仲間に入れてもらいました。

ライトニングハワイ、ハワイ暮らしと大人のてんかん闘病記
セレモニーのあとは、いよいよ柴燈護摩の始まりです。法螺貝の音とともに山伏装束でやってきた修験者さんたち。皆様日本の京都から来られたそうです。キリッとした佇まいに、空気がピーンと張りつめます。真言宗ハワイの僧侶の方々も会場へ。

まずは、指を2本立てて、印を結ぶ修験者の皆さん。テレビで見る印を結ぶポーズを初めて生で見ました。自らを清めてから会場へ。次々と各所を浄めていきます。続いて弓を構えた修験者が、四方に弓を射って、さらにお浄め。一つの弓が私の足元に当たりました。縁起がいいかも!

ライトニングハワイ、ハワイ暮らしと大人のてんかん闘病記
日本刀や日本酒を使ったお浄めが済むと、いよいよ太鼓が乱打され、柴燈護摩の始まりです。

修験者の皆さんが激しく読経し真言を唱える中、護摩木がどんどんくべられ、会場は真っ白な煙に覆われました。煙が晴れたら、なんだかゆらりと空気が変わったように。真っ赤な炎が立ち上り、次第に日が暮れていきます。修験者の皆様の引き締まった佇まいは、修行の果ての美しさが溢れており、不動明王が入っているのがよくわかります。

見ているとフラッと違う世界にトリップしてしまいそうな中、祈願状が読み上げられ、赤々と燃え盛った炎も少しずつ小さくなっていきました。そして大きな竹を持った修験者が火を鳴らすと、片隅から畳が運び込まれてきました。なんと、これから火渡りの儀式が行われるというのです。

ライトニングハワイ、ハワイ暮らしと大人のてんかん闘病記
そうです、裸足で焚き火の中を渡るあれです。「心頭滅却すれば火もまた涼し!」

丹念に火をならし、さらに護摩木がくべられ、いよいよ火渡りがスタート。裸足になった修験者の皆さんがなんども真言を唱えながら火の中を歩いて渡ります。続いて、真言宗ハワイの僧侶の皆さんも火渡り。会場は異様な熱気に包まれています。

さらに、今度は一般の人々が渡っていきます。皆裸足になってずらりと長い列を。私も行きたかったのですが、化繊のスカートをはいていたため断念。80代、90代くらいの年配の方、若者、太鼓の名手ケニー遠藤氏なども、両脇を修験者の方々に支えられ、次々と渡っていきます。

もっと眺めていたかったのですが、まだまだ続きそうだったので、私たちはここで帰ることに。

それにしても、修験道ってすごい! あまりの迫力、ストイックな格好よさにびっくりしてしまいました。また、年配の小さなおばあちゃん方も元気一杯火渡りをされていて、心から驚いてしまいました。

日本人でありながら、仏教のことなどにあまり詳しくない自分を反省です。いやー、素晴らしいものを見せていただきました!