ハワイの風物詩、オキナワンフェスティバルの盆ダンス

思い入れがたっぷりのオキナワンフェスティバル

今日と明日、ワイキキのカピオラニ公園では、「第35回オキナワンフェスティバル」が行われています。そしてそのハイライトとも言えるのが、今晩の「盆ダンス」。なぜならば実質的に今年の盆ダンスシーズンを締めくくるものだからなのです。

盆ダンスとは日本で言うところの盆踊りのこと。ハワイでは驚くほど人気があり、6月〜9月頭にかけて、週末には各寺院持ち回りで盆ダンスがおこなわれるのです。そしてそれぞれの盆ダンスごとに、幾つかの盆ダンスチームが出場します。

ハワイの盆ダンスについてはこちらに詳しくまとめてあります↓↓↓。

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ハワイでは沖縄系の人々のことをオキナワンと呼び、日系アメリカ人とはまた違った民族グループという認識です。ハワイには様々な民族系のお祭りがあるのですが、その中でも特に規模が大きい、このオキナワンフェスティバル。私にとっては、深い思い入れのあるお祭りです。

なぜならば私は2003年〜08年頃にかけて、「YOH(ヤング・オキナワンズ・オブ・ハワイ)」というグループに所属し、かなり真剣に盆ダンスを踊っていたからなのです。

友人に誘われ、最初は気軽な気持ちで参加したYOHですが、加わってみたら目から鱗のことばかり。YOHに入って初めて、ハワイのローカルの人々が大切にしていることを学び、コミュニティに受け入れられた様に感じたものです。

5月から毎週盆ダンスの練習とは!

ハワイには幾つかの盆ダンスチームがあり、それぞれのチームごとに踊る演目が決まっています。ちょっと信じられないほど、ハワイの盆ダンスファンたちは踊りが上手です。

なぜならば、練習量が半端ないのです。私がYOHに入っていた頃は、5月から毎週末は練習でした。メンバーの家のガレージなどで、何時間も汗だくになりながら練習したものです。

振り付けはかなり複雑で、旗や扇子を使うものも。最初は上手な人の後ろについて踊りつつ、だんだん覚えていきます。

踊りのときに身につけるハッピもすべて手作りしたんですよ。

そして練習のあとは「ソーシャル」(交流)の時間。大人も子どもも一緒になって、ジョークを言いながら笑って食べて飲んで…。ここで随分とローカル風の言い回しやバリューを学びましたね。友人もたくさんできました。

盆ダンスへの意識の違い

日本で盆踊りといえば、ご近所で行われる夏祭りといった感覚だったと思います。

ところがハワイでは、もちろん楽しいものではあるのですが、根底には「亡くなった方々を弔う」という仏教の意識が強くある様に思います。だから、お寺で行われることがほとんどなのですね。

私は結婚してから、義母が敬虔なクリスチャンなので、盆ダンスはしばらく遠慮していました。でも、今年は、是が非でも行かねばならない気持ちが強く…。 昨年、数ヶ月以内に、父と祖母、従兄弟が続けて亡くなったので、彼らのことを思って踊りたかったのです。オキナワンフェスティバルならば、宗教色が薄いので、義母を傷つけることもあるまい、と。

踊り終わって心も軽く

私はオキナワンではないのですが(両親は九州出身)、沖縄の旋律が好きなんです。ちょっと物悲しい感じもしたりして。盆ダンスは厳粛はものから勇壮なものまで。りんけんバンドのすごく早い踊りなんかもあります。ところどころに響く指笛の響も良いですよね。エイサーの格好良さは抜きん出ていると思います。

そして、YOHの盆ダンスには欠かせないが、写真の獅子舞。沖縄の獅子舞は毛がフサフサで、コロッと転がったり激しいアクションが特徴的。見応えがあります。

今はもう、YOHも離れてしまったけれど、あれだけ熱心に練習したのだから、振り付けはバッチリ。踊りながら、どんどん気持ちが高揚し、なんだか月並みな言い方ではありますが、あの世から亡くなった3人が見てくれているような気持ちになりました。

オキナワンフェスティバルはあともう1日あります。明日は、友人が売っているアンダギー(サーターアンダーギー)を買い、午後からは夏川りみさんのライブを楽しむ予定。今からワクワクです。