短歌に夢中!

 ライトニングハワイ

でも技巧だけじゃ

どうにもならないんだな、これが

昨年夏、病気も治ったことだし、「好きなこと」をもっとしようと思ったわけです。好きなことはいろいろありますが、人前ではちょっぴり隠している「文学少女(というほど素晴らしいものではありませんが)」の一面を思いっきり出してみたいと思ったわけなのです。

で、勇気を振り絞って電話をしたのが、「ハワイ短歌会」でした。実は前から目をつけていたのです。一度会合を取材に行かせていただいたこともあり、さらに機関紙「ふゆみどり」を読んで、その清らかともいえる「真面目さ」にずっと憧れていたのです。ここなら、元文学少年少女たちが、山ほどおられるに違いない、と。

で、ある日、機関紙にあった電話番号に電話をかけてみました。すると、とても優しい声で対応してくださり、さらに2日後の七夕祭りにまで、呼んでいただいたのです。

知らない人々に会うのは、どうも気まずいものですが、この会長ご夫妻の声を聞いて勇気百倍! 勇んで出かけて行きました。会場はハワイ大学ラボスクールの一角。

恐る恐る足を踏み入れてみたところ、皆さんとても優しく迎えてくださいました。年齢幅も広く、80歳代の方もたくさん。どなたも短歌のベテランで、素敵な人々です。

私と言えば、ティーンのころから変なロマン主義をこじらせ、技巧にばかり走った短歌調のものをたくさん作ってはいたものの、全く基礎がなく、皆さんの前で披露するのは恥ずかしいような初心者です。だから、ここは真面目にお勉強させていただこうと思い、思わずその日に入会してしまいました。

月に一回の短歌会では、毎回匿名で提出した歌のなかから、好きなものを批評します。毎回すごく熱を帯び、びっくりするほど深く歌が論ぜられることに驚くばかりです。まだ、私の歌はあまり取り上げられたことがないのですが、たまに良いことを言っていただくと嬉しさ百倍。さらにやる気が湧いてくるから、現金なものです。

会員の皆さんの歌には、それぞれの人となりが現れ、おおらかなほのぼのとした感じ、優しい感じの歌が多いと感じました。また、生活に根ざした着実なもの、楽しいものから胸に迫るもの、涙が出そうになるものも。人生経験に基づいた深みがすごいなあと、ただただあこがれるばかりです。

私の短歌は、妙に技巧に走り、心がこもっていないな〜と実感し、以来できるだけ隠さず思いを詠みこむように努力中です。でも、難しいんですね、これがが。短歌の世界は奥深し。ずっと年を取っても続けられそうだと思っています。