助けて〜! イエベ vs ブルベの呪縛

カラー診断に左右されすぎて、ショッピングが楽しめない!


なんだか大げさなタイトルですが…

数年前に職場の先輩が、日本から持ってきてくれた「カラー診断」の本。その中には、色のシートが入っており、それを顔の両脇に当てて、自分のカラータイプが、春夏秋冬のどれに当てはまるかを診断するというものでした。

さらには、タイプごとに似合う色のチャートもついており、買い物に行く時に持って行き、そのチャートに沿った洋服を買えば、間違いなし! という親切さ。

会社でいろいろな人に診断してもらい、私はまがうことなき「ウィンタータイプ」であることを発見。さらに色は黒いので、似合う色はというと寒色の原色系、黒と白に限られることも判明。なるほど、「パステルカラーがちっとも似合わないわけだ」と深く納得したのでした。

以来、たまに失敗はするものの、色黒ウィンター向けのカラーで統一し、大失敗はなくなったわけです。

しかし、ムクムクと悪い癖が。ついつい他人を春夏秋冬に当てはめたくなるんですよね。もちろん面と向かって伝えるのは感じが良くありませんし、できるだけ考えないようにはしているのですが。

我が夫! 絶対スプリングなんですよ。それも色白。パステルタイプがめちゃ似合う! なのに、本人はマッチョな色を好み、黒や紺ばかり。顔色が悪く見えるったらありゃしない。一度、洗濯が間に合わず、いやいやプレゼントでもらった明るいシャーベットグリーンのポロシャツを来たときは、皆に爽やかだと褒められまくったのでした。それを見て、「やっぱし…」と、思う私。

しかしですね、このカラー診断。アメリカ人にとってはいかがなものでしょうか? だって、ポリティカリーコレクトネスの観点から見ると…。 それに夫同様、「好きな色ぐらい着せてくれよ!」、「誰が何と言おうと、私はこの色を着るの!」って人ばかりじゃないでしょうか? そんなところに、「あら、あなたはサマーだから、アースカラーはご法度よ!」などと言おうものなら、野暮この上なし。

春夏秋冬だけでも厄介なのに、さらに最近はブルベ、イエベというものまであるそうではありませんか。これは主にメイクの時に使う肌色診断で、「べ」とは「ベース」の略だそうです。なぜ、そんなところまで略すかね?

私は色黒なので、つい最近まで自分をイエベと固く信じておりました。しかし、一度間違えて、ブルベ用のファンデーションを買ったところ、これをつけたら顔色が良く見えるではないですか?  で、いろいろと調べてみたところ、色黒にもブルベというものがあるそうで。

その見分け方は、指の先を軽く圧迫して、その色がオレンジ色ならイエベ、バラ色ならブルベだそうですよ。やってみたら、バラ色に見えますが、角度によってはオレンジにも…さらに、その中間の「グリベ(グリーンベレーじゃなくてグリーンベース)」というものまであるそうで…。

春夏秋冬に加えて、イエベ vs ブルベとは、どこまで複雑なのやら。

先日、仕事でジュエリーの撮影をしたんですよ。とっても可愛らしいローズゴールドのリングをみつけて、「ちょっと欲しいな〜」と思ったのですが、途端に自分の頭の中から、「ローズゴールドはスプリング向け! ウィンターはシルバーもしくはシルバーゴールドを着用のこと!」という厳しい一言が呪文のように湧きあがってきたのには参りました。おかげで、似合わないものを買わなくて済んだのはよいのですが、楽しめないったらありゃしない!

さらには、最近は骨格診断というものまであるそうで……絶対骨格診断には手を出すまい! さらに呪縛から逃れなくなりそうですからね。

私も夫のように、「疲れて見えて何が悪い! 自分が好きな色を着るだけじゃー!」などと、そのうち吹っ切れてしまうとは思いますが。