力は出るもの出せるもの

大食いクラブA子時代を思い出して

「力は出るもの出せるもの」 by 羽仁もと子… (首を振りつつ)いやはや、なんともはや。また引き寄せてしまいました。

先日同僚と、私が編集部に入ったばかりの頃の話をしていたんですよ。

もともと、私がこの業界にはいったのは、学生時代に「ハワイ大食いクラブ部長A子」という名で、ウェブサイトにコラムを書いていたからなんです。当時は学生だったこともあって、フリースピリットあふれる芸風でした。今読んでもリズム良く、なかなか力強く、荒削りながらも楽しみながら書いているのがわかります。

当時はかなりのサブカル好きで、そういうのを分かり合える人々が周りにたくさんいて、知的刺激に満ちた日々でした。いろいろなことにチャレンジし、笑って泣いて、それも若さと言われれば、それまでなのですが(遠い目)。

あの頃に比べると、多分筆力は上がったのでしょうけど、仕事上では常に圧力ばかりで、ちっとも楽しんで書くことができなくなりました。唯一心から楽しめたのが、「ハワイと日本ー人々の歴史」という、独断でこっそり始めた連載だったんですよね。

歴史ファンとしてガチで挑みたかったこの企画、日本の某大手ウェブサイトにも載せてもらったりして、毎回読者の方たちからたくさんのご意見をいただき、腕まくりをするような気持ちで書いていたのです。でも、途中からは上層部の知るところとなり、無理やりトピックを押し付けられたりして、やる気をそがれること甚だしく、最後はなんとも不完全燃焼のまま連載を終えざるを得ませんでした。商業ウェブサイトだから仕方がないといえばそれまでなのですけどね。

でも、そのフラストレーションも、気の持ちよう次第では、自分を伸ばす原動力になるのですよね。さらに、幼少時代からの座右の銘、「力は出るもの出せるもの」に則って、逆境になればなるほど燃えるタイプでもあるので、このチャレンジは自分が本当に書きたいものは何かを熟考するチャンスでもあるわけですよ。と、力技でポジティブ思考に持ち込んだりして。

ポジティブになると、思わぬ「引き寄せ力」が出ることがあります。RPGゲームでいうところの「クリティカルヒット」みたいにね。

回りくどくなってしまいましたが、冒頭に書いた引き寄せですよ。ちょうど、大食いクラブ時代の話をしていて、サブカル風味の友人や自分を懐かしんでいたところ、突然LINEが入りました。当時の大食いクラブ員たちが、明日からハワイにやって来るというではありませんか。

力技でポジティブに持ち込んだのが功を奏したのでしょうかね。懐かしい友人たちと会話をすることで、失ったものをもう一度再発見し、大食いクラブ時代の輝きを取り戻したいと切に思います。