ポジティブ思考で「罪悪感」を「強み」に!

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父の死後、母はかなり心が弱っているようで、そろそろ長女である私がどうにかしないといけないようになってきています。相続などの手続きが落ち着いたら、母と妹のためにコンドミニアムを買って、2人を呼び寄せる計画をたてているのですが、これがいちばん良い方法なのかどうか、日々迷っています。

私と母は決して仲の良い親子ではなかったと思います。障害のある妹が生まれてから、仕方がないことではありますが、母親と妹はいつも一緒でした。私が妹のわがままを責めた時などは、母親は妹を抱きしめて、私に背を向けてしゃがみこむようなことが何度もありました。理不尽だと思うと同時に、健常者に生まれたことにずっと罪悪感を抱いてきましたが、こればかりはどうにもならないのです。しかも妙に健康な肥満児でしたから(笑)。

父は芯からの学者肌で、それほど人に対し愛情が深いタイプではなかったため、私は常に家族の中で疎外感を感じ、子どもの頃からできれば家族から遠く離れたところに住むことを夢見ていました。本を貪るように読み、空想の世界になんども逃げ込んでいたので、時々現実との区別がつかなくなることもありました。幸いにしてこの空想癖は今の仕事にすごく役立っているので、結果的には良かったんですけどね。また精神力はかなり強くなり、いつでもポジティブモードにスイッチを切り替えることができるようになりました。

こういうことから、私は日本にあまり未練がないのです。ハワイが好きなのは、ハワイに来て初めて、罪悪感を感じないで済んだから。夫と出会い家族の一員に入れてもらい一枚板の安心感を感じることができたから…ということも大きいです。だから、ハワイに尽くし、ハワイに骨を埋めるつもりなのです。

母と妹を呼び寄せると、正直なところ、今のような心の平安を毎日保てるかは自信がありません。また、以前のように罪悪感に苛まれることになるかもしれません。過去よりさらに健康的な肥満体だし(笑)。

でも、やはり彼らに対しては、血を分けた家族として理屈を超えた愛情を感じていますので、彼らが望むようにしてあげたいと思うのです。だからここでポジティブモードにスイッチを切り替えて、「健常者に生まれた罪悪感」ではなく、それを「健常者に生まれた強み」と考えようかと思うわけです。健常者に生まれてありがたい、だから働くこともできるし、母と妹が望むような結果を与えてあげられる、と。

もし彼らが日本に残りたいのなら、それを踏まえた第2案、3案を繰り出して、なんとか皆が丸くおさまる方法を考えないとね。