最近よく聞くマウンティング女子って?

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マウンティング女子とオフィス・ポリティクス

女子だけじゃないよね

昨年ごろから日本の雑誌やウェブサイトなどにやたらと出てくる「マウンティング女子」という言葉、いかがなものでしょうか?

マウンティングというのが本来意味するのは「馬乗りになる」ということで、グループ内で心理的に、自分の方が上だとさりげなくアピールする女性ということらしいですが、マウンティングという言葉を使うの、やたらこっ恥ずかしいです。

英語ではそのような言い方はしないけど、さりげなく序列(Hierarchy)を意識したがる人々は、場所を問わず、男女を問わずいますよね。特にアメリカのオフィスでは、Office Politics(オフィス・ポリティクス=社内政治)の能力は、出世に不可欠と言われており、たまに仕事の実力よりも政治力の方が勝っている人々も…

ニュアンス的に、マウンティング女子とは日常生活の中で自分の優位をさりげなく主張する人々のことで、オフィスに特化したものではないと思いますが、オフィス・ポリティクスに長けた人の場合、その業界で著名な人の名前を会話に挟んで、そういう人々と交流があることをアピールしたり、古典的ではありますが「もう忙しくて!」とか「貧乏暇なし!」的な会話を挟んでみたりとか。まさにマウンティング行動(敢えて使ってみた)がてんこ盛りなことが特徴です。

このオフィス・ポリティクスを多用するのは、特に女性だけというわけではありません。むしろ男性の方が猛烈な気も。オフィス・ポリティクスの被害を被らないために、先手を打ったり、我関せずのポジションを貫いたり、味方を作ったりと、アメリカの会社もなかなか大変なのです。

このオフィス・ポリティクスを取り扱った映画としてはメラニー・グリフィス主演の「ワーキングガール(1988)」や、アン・ハサウェイ主演の「プラダを着た悪魔(2006)」などがあります。

どちらも健気な主人公が、それこそ「マウンティング女子」(書くたびに恥ずかしいけど慣れてきた)を相手に、最後は勝利を収めるという、「すっきり溜飲型」のお話ですが、これらの映画で敵役となる女性と、今話題のマウンティング女子の違いは、「序列を見せつける行動があからさまかそうでないか」ということでしょうね。

むしろアメリカ型の敵役女子のほうが、底が浅くあからさまな分、扱いやすい気もしますが。とりあえず、人の個性や能力は違って当たり前なのですから、小さなことで優劣つけず、のんびりボチボチいきたいものですよね。

仕事に関しては、アメリカの場合、成功には幾許かの政治力は不可欠とは思いますが、やはり本当に尊敬される卓越した人というのは、公明正大なことが圧倒的に多いと思います。

ああ、それにしてもこの言葉…いやはや、なんともはや…